私、後悔したくないんです!株式会社スマイルクローバー 取締役副社長 三好美樹 さん
福祉歴20年以上!利用者さん、スタッフさんみんなの「母」として、そして「副社長」として
全力投球で向き合い続ける株式会社スマイルクローバー 取締役副社長 三好美樹さん
過去に経験した祖父との別れをきっかけに決意したこと・・・
そして「今」抱く自社への想いと、描いている未来図を覗かせていただきました
最後までご覧ください!

福祉との出会い・・・
三好:実は私、ずっと看護師に憧れがあったんです
ちょうど高校卒業後の進路を決める時期に、大好きな祖父が食道がんで入院していたんですね
学校帰りに何か差し入れを持っていくことが私の日課で、平日は毎日顔を見せに行ってたんです
もう、食事が喉を通らない状態でしたが、なぜか私の持っていく差し入れは食べてくれて・・それが本当に嬉しくて・・
その時代といえば、まだ介護保険もなく、病棟も人員不足でいつもバタバタ忙しそう・・
祖父のおむつ交換もなかなか対応してもらえず、経験のない母が介護していたくらいでした
当時、私はまだまだ子どもでしたからやはり何もできず、ただ見ているだけでしかなかったのですが、そんなある日・・
あれほど平日欠かさず祖父の顔を見に行っていたのに、たまたまその日は金曜日で、なんとなく「明日休みだし、明日家族と一緒に行けばいいか・・」と
なぜかその日だけ面会に行かなかったんです
そうしたら、その日に危篤状態に陥ってしまって、あれほど毎日毎日通っていたのに祖父と最期の言葉を交わすことができなかったんです
もうね・・、私、すごく後悔してるんです・・どうしてあの日、帰ってしまったんだろうって・・
この時のことを思い返すと、今でも涙が溢れてしまうんです
たった1日、あの日の行動がこんなにも後悔に繋がるなんてね・・
長岡:多感な時期の経験だからこそ強烈に鮮明に刻まれますよね
三好:そうなんですよ~!!それで当時、就職先を決めるときに看護師になりたいと先生に相談していたんですけど
「介護」という職種もあるよと教えてもらって「介護」の業界の方が、より親身に丁寧にお年寄りと関われると聞いてその道に決めたことがきっかけでした
介護の現場から障がいの分野へ・・・
長岡:実際に介護の現場に就いていかがでしたか?
三好:かれこれ20年、この業界に居ますからね~
これから先、どんな方がいらしても対応できるくらい多くの利用者さんと関わらせていただきました
色んなことがありましたけど、常に自分の親を預けたい施設とはどんな環境か?を考えながら働いていました
アイデアはすぐ形にして、実践しての繰り返しで、本当に現場が大好きでしたね!
私たちの支援の在り方ひとつで利用者さんのこの先が左右するといっても過言ではないと思うんです
今もそうですが、ご縁で出会えた方は「家族」のように接したいと心掛けてることもあり
あの時こうしておけば・・と、後で悔やむのはイヤじゃないですか、なのでとにかく現場最優先で働いてきましたし
やっぱり、私に向いてる仕事だなとも感じていました
長岡:遣り甲斐を感じていた高齢の現場から障がい分野へ転職されたきっかけは何だったのですか?
三好:当時、勤務していた施設で虐待があったんです
昨日まで無かったのに、翌朝アザになっていたりと明らかにおかしいことが多々あって、胸を痛めました
何度も何度も上司に相談や解決策を求めたんですけど、その場しのぎの返答ばかりでとても虚しく・・
立場ある職員なら尚更のこと、見えない見てないところで起きている事実を重く捉えるべきだと思うんですよね
結局いつも言いくるめられて終わる状況が続いてしまい嫌気がさして辞めたんです
長岡:決してあってはならないことだからこそ、会社に対しても憤りを感じてしまいますよね?
三好:そうなんです、声が届かない、現場を見よう知ろうとせずに平気でいられる体制が理解できず、哀しかったです
そもそも、現場は「利用者さんの声無き声」に寄り添って代弁する役目も担ってると思うんですよね
最終的には解決して、私も円満に退職しましたが、解決に至るまでに費やした時間や気持ちはずっと重く残るもので深く考えさせられる出来事でした
長岡:そこからどのように気持ちを整理されましたか?
三好:やっぱり私の原点にあるのは祖父と最期の言葉を交わせなかった後悔なんですよね・・
これを言うと大袈裟で綺麗ごとだと思われるかもしれませんが、
もっと「命」と向き合わなきゃいけないと思ってるんです
いつもこんな話ばかりするので、みんなからいい加減もうええって!と笑われるんですけどね
「人」と密に関われる環境で働きたいという想いは変わらずで、色々探してた記憶があります
それが叶えば高齢も障がいもどちらでも頑張れると思っていたので・・そんな想いがとても強かったように思います
長岡:なるほど~!そんな熱い想いを持って「ここだ!」と感じられたのがスマイルクローバーさんだったんですね?
三好:・・と思うでしょう?スマイルクローバーに関してはただ自宅から近かったので良いかな~って、なんとなく電話しただけです!
長岡:・・え?

※ずっと笑顔を絶やさず語ってくださる三好副社長
「スマイルクローバー」との奇跡的な出会い!
三好:最初は本当に、なんとなくここいいかも~と思って電話してみたんですよね
そうしたら、たまたま代表の阿萬が電話に出て「えっ?社長が電話出るの?スタッフいないの?大丈夫?」なんて思った記憶があります
ただ、代表の想いを聞かせてもらったときに「ここだ!」と思いましたね
障がいの有無に関わらず、生きづらさを抱える方たちを支援したい、シングルマザーなど含めてどんな方にも働く機会を提供したいと
強く訴えておられて、女性特有の境遇にこんな理解があり想いを持ってる方がいたなんて!と嬉しくなりましたし
共感できることが多すぎて「え?私の想ってることそのままやん!」て少し鳥肌立つくらい支援に対する想いや目指すところが一致してたんです
長岡:阿萬社長も熱い方ですもんね!実は三好さんが入社されたとき「これでうちの施設は安泰です!」と阿萬社長が誇らしそうに話されてたんですよ
三好:え~?!本当ですか?そう思ってもらえてるなら嬉しいですね!
おかげさまで、グループホームに関してはすべて任せてもらえるようになったので、遣り甲斐を感じてますし、「今」が本当に充実してます
長岡:具体的に、三好さんの役割を教えていただけますか?
三好:現在21床運営しているのですが、それらの現場統括と職員の育成、対外業務ですね
現場経験が長いのと現場がとても好きなので、「現場」にこだわって育成には更に力を入れたいところです
・・・最近、嬉しいことがあって・・・話していいですか?
長岡:もちろんです!聞かせてください!
三好:実は、息子が2人世話人として携わってくれてるんですね、これは有難いことなんですが
ただ、どうしても「親子」という関係は世間一般的にあまり良く見られなかったり、当然見る目も厳しくなることの方が多いじゃないですか
だから迷いもあったんですが、ある日、息子から「真剣に僕を支援員として厳しく育ててほしい!」と言われて・・
何度も話し合いを重ねましたが、「利用者さんにも他のスタッフさんにも認めてもらえるように努力して実績を創りたい」と
言ってくれたんですね、あんな真剣な目を見たのは初めてで、とても嬉しかったんです
自宅でも、兄弟でずっと現場でのことや支援方法についてなど語り合っていて、こんな日が来るなんて・・と胸が熱くなりました
私自身も現場では組織の一員として向き合いますし、改めて、他のスタッフさんも我が子のように家族のように愛情を持って育てていきたいと思ってるんです
長岡:なんと!心強いですね、介護職のころからずっと三好さんご自身がお子さんに背中を見せてこられた証ですね!
三好:そうだと嬉しいんですが・・スマイルクローバーがこの環境や私のやり方を許して認めてくれてるからなんですよね
そういった意味でも、スマイルクローバーを択んでよかったですし、あの時、電話に社長が出てくれてよかったです!

※真剣に学びに励む若きエース
1日1回でも多くの「笑顔」を・・・
長岡:ここからは、いよいよ「スマイルクローバー」とは?に迫ってい行きたいと思いますが
まずは、この名称の由来を教えていただけますか?
三好:スマイルは「笑顔」クローバーは「約束、幸運、私を思って」という意味を持ってまして
ロゴの三つ葉は「愛、信頼、希望」を込めています
「関わる皆が笑顔になるために、希望を持って幸運を掴んでいける場所」で在れるように・・
また、クローバーは葉の枚数が増えるたびに意味も変化していくんですよね
10枚になると「完成、成就」と言った意味をもたらすので、それにあやかって施設や事業など
「10」にこだわり、目指していきたいと思っています
長岡:増えるほど意味がプラスに変化していくなんて、素敵ですね!では、支援において自社の強みを聞かせてもらえますか?
三好:固定概念にとらわれず、個々に応じた支援で自立を目指すことです
また、適材適所を心掛けて「一緒」に乗り越えていく、喜怒哀楽を共感できる空間づくりにも努めていることです
あとは、私が実践してやって見せることですかね
外に出て研修受けて・・も大事ですが、まずは、目の前の利用者さんとどう向き合うの?万が一、こんなことあったらどうするの?など社内での指示指導を強化しています
私ね、介護技術などやり方をきちんと実践で伝えられるように、しかも楽しく学んでほしくて、自分で人形作ったんです・・

※愛溢れる三好副社長手作りの人形
三好:これは昔から思ってることなんですけど、今の時代は買って片付くもので世の中溢れてると思うんですよ
この人形だって作るなんておかしいでしょ??
でもね、ちゃんと意味があって、まずは自分たちの両手、両足、頭と心を使って出来ることは何かを考えることを大事にしたいんですよね
この人形は、中に詰めているビーズも部位によってむくみを再現できるように工夫したり
おむつ交換も利用者さんを練習相手にできないですし、最初はみんな抵抗あるものだから
楽しく学んで慣れてもらわなきゃいけないと思うんですよね
私の一方的な親心かもしれませんが、愛情持って伝えてることがいつかスタッフさんに届いたら嬉しいなと思ってるんです
長岡:これは素晴らしいですね!!驚きました!これまでたくさんのグループホームへ訪問させてもらいましたが、ここまで指導を熱心にされてるところは初めてです
三好:スタッフさんがイキイキ前向きに取り組んで、技術も身に着けてくれたら利用者さんにも安心してもらえますからね
1日1回でも多くの笑顔を引き出せるような支援を心掛けていきたいんです

※スマイルクローバーを支えるスタッフさんとボランティアさんたち
利用者さんの「人生」「命」をも左右する力、責任があること・・・
三好:利用者さんとの触れ合いで、嬉しいことのひとつとして
ご家族からのお言葉があります
「入居してから笑顔が増えた、口数が増えた、こんなこと以前はできなかったのに・・!」と喜ばれるんです
最近は「お任せします」と言っていただける機会も増えました
こんな嬉しいひと言はないですよね、感謝がエネルギーに変わる瞬間です
支援させていただく中で感じるのは
例えば「お箸」の使い方ひとつにしても、成育歴や経験、個々の障がい特性によって、手・指の機能や課題が違って
課題が違えば支援方法も変わるわけで、そこに「気づく」視点、心配りがとても大切だということです
私たちの仕事は「利用者さんのこの先の人生、命までもを左右する力を持ち、責任が伴う」重みある仕事であることを
根本に置いたうえで、利用者さんがいかに「心地よく」「自分らしく」暮らしていけるかを最優先に話し合える支援者でありたいですよね
長岡:改めて、今スタッフさんにかけるとしたらどんな言葉が浮かびますか?
三好:「スマクロに出会ってくれてありがとう」ですかね
弊社に携わったことがきっかけで、福祉の仕事を好きになってもらえたら嬉しいです
みんな個性的なスタッフさんたちなので私は接していて楽しいですが、
やはり重度の方の受け入れを検討する際などは特に、学びや配慮も大事になるので厳しさもありますからね
自己成長を喜べるようになれたらいいですよね
私としては、どんなことでも教えますから、ドンと来い!と言ったところです、飴と鞭を使って・・ね!笑
長岡:それでは、これからスマイルクローバーを利用される当事者さんへメッセージをお願いします
三好:まだまだ生きづらい社会だと思うんです
だけど、明るく過ごしやすい毎日を私たちと一緒に切り拓いていけます
一歩踏み出してスマイルクローバーに来てみませんか?
「あなたらしく」居られる場所を一緒に創っていきましょう!

※利用者さんと一緒に季節のイベントパーティー
最後に・・・
長岡:改めて、今後の展望や想いを聞かせてください
三好:そうですね、これからもどんな方でも受け入れていけるように体制を整えていきます
重度の方はもちろん、手話も勉強中なのでろうの方など、支援の知識や技術も高めながら
利用者さんとの日々や、スタッフさんとの関わりも、全てにおいて後悔のないように全力で向き合っていきます
まずは「スマクロに相談しよう!」と思ってもらえるような事業所になるように精進します
また、住環境も整っていますので、ぜひ見学などお越しいただきたいです!

株式会社スマイルクローバー
①グループホーム「ダイヤ」
https://www.guruho.net/facility/82005
②グループホーム「スペード」
https://www.guruho.net/facility/10088
③グループホーム「クラブ」
https://www.guruho.net/facility/82006
Instagram
https://www.instagram.com/smile_clover968/
グルホネット/グルホ研究会の窓口
グループホームの世話人経験あり!
グルホネットコラム/インタビュー記事ライティング担当