自立支援医療制度とは?心療内科での医療負担が軽くなるかも?

心療内科に通う際に、お金の負担について不安に思うことはありませんか?
・仕事を辞めてしまった(休んでいる)のに医療費を払い続けるのは難しい。
・毎度高い出費で、家族に負担をかけるので通うのが困難になる。
などなどお困りの方、
実は自立支援医療という制度で、負担が軽減されるかもしれません。

自立支援医療とは?

障がいの治療のため通院医療が必要な方に対して、医療費の支給認定を行い、医療費の自己負担額を軽減するための公費負担医療制度です。

公費負担医療制度?いろんな制度があるんだね!だれでも利用できるのかな?

公費負担医療制度は、医療費の全部または一部を国や地方自治体が負担する制度で、医療費助成制度のひとつです。

感染症や精神障がい・難病などの患者、生活に困窮しているなど社会的弱者、公害などにより健康被害を受けた人など、保護を必要とする人が対象だそうだよ!

公的医療保険による自己負担額が通常3割のところ、自立支援医療制度が適用されると自己負担額は1割まで軽減されます。(所得や自治体によってもっと軽減される場合もあります)

対象となる精神障害は、統合失調症、うつ病、躁うつ病などの気分障がい、薬物などの精神作用物質による急性中毒又はその依存症、PTSDなどのストレス関連障がいやパニック障害などの不安障がい、知的障がい、心理的発達の障がい、アルツハイマー病型認知症、血管性認知症、てんかんなどです。

結構いろんな病気や障がいが対象なんですね!障がい者手帳がなくても利用できるのかな?
この制度は、障がい者に限定された制度じゃないから、障がい者かどうか、定職があるかないかといったことは関係なく利用できるんだよ!

通院による継続的な治療が必要な方が申請・利用できるものなので、入院は対象外です。

医師の診断書により審査が必要ですが、障害年金などより比較的通りやすいです。
うつ病などで心療内科へ通い始めた方は、障がいに馴染がなく、心身も疲弊して調べる元気もないので、あまり知られておらず、利用されていないことが多いようです。

自立支援医療のメリット

とにかく、通院の自己負担がかなり軽減されることが大きいです。
所得によって上限負担額も設定されているので、頻繁に通う必要がある場合も安心です。
デイケアや訪問介護も対象となる場合があります。処方薬の負担額も軽減されるので、そちらの心配もせず、十分な治療を受けることができます。

自立支援医療のデメリット

1年に1回更新する必要があります。さらに、病態や治療方針に変更がなくても、更新2回毎に1回は診断書を医師に書いてもらう必要があります。

診断書の費用は自己負担ですよねぇ?
そうだよ。確かに頻繁に診断書を書いてもらうことも、費用も自己負担だから面倒なところもあるけど、治療も長期間になり金銭的な負担が大きくなりがちな人にはありがたい制度だと思うな。

原則的には医療機関(原則病院は1か所、薬局は2か所)で、申請した症状にしか使えません。変更も可能ですが、再申請の必要があります。

また、公的医療保険が対象とならない治療・投薬などの費用(例:病院や診療所以外や自由診療でのカウンセリング)などは対象外です。
通っている病院や通う予定の病院で受けたい治療が、自立支援医療の対象かチェックするといいかもしれません。

自立支援医療を使ってみて

当初、私は制度を知らず、普通に通院していましたが、転院先でお金の負担が不安だと話した時に教えていただいて、かなりお金の不安が減りました。正直もっと早く知っておきたかったです。
負担が減って安心して通院できるようになったので、治療に専念できています。

自治体によって色々違う場合があるので、お住まいの市区町村の障がい福祉窓口や病院などで聞いてみてくださいね。

▼参考サイト
自立支援医療 厚生労働省
自立支援医療(精神通院)大阪市

グルホネット編集部
グルホネットのコラム、取材記事といったコンテンツ作成を担当しています。就労継続支援A型に勤務されている利用者さんといっしょに作成しています。