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「障害年金を必要な人に届けたい」年間2000件の相談。障害年金専門の社労士になった理由とは?

 グルホネットのコラムでもお馴染み「障害年金」に特化した社会保険労務士事務所を経営される松岡由将さん。年間2000件のお問い合わせを一件一件、丁寧に対応されています。その真摯な姿勢がSNSとして運営されているYouTubeチャンネルや、サイトで公開されている申請者さんからのアンケートからもにじみ出いています。

 日本全国を飛び回っている松岡さんにグルホネットを運営しているインクルージョングループ代表の藤田直がインタビューしました。

起業のきっかけを教えてください。

 子どもの頃から漠然と社長になりたいと思っていました。実際に、大学卒業後友人と起業したんですがうまくいかず、25歳の時にIT会社へ就職しました。社長になることは特に理由もなく決めていたんですが、昔から周囲と馴染めなかったり、浮いていると言われたこともあり極度の人見知りで、知らない人と会話をすることが苦手でした。

 そんな経験もあり、自分のペースで仕事ができる独立という道を選びたかったのかもしれません。

障害年金専門の社会保険労務士事務所にした理由を教えてください。

 25歳でIT会社に就職し、経理や総務、人事を担当していました。

 当時働いていたIT会社では今ほど労働基準法も守られていませんでしたし、プログラマーさんは残業が当たり前の世界でしたし、PCさえあれば仕事できる環境だったのでオフィス環境も窓がなく閉塞的な場所だったこともあり、ある時期からスタッフのうつ病での退職が問題となっていました。

 スタッフが退職する際に、障害年金や病気に対する社会保障を知り、申請手続きをサポートしたことをとても喜んでもらえたことがきっかけで、障害年金専門で独立することを決めました。

 社労士の資格は働きながら取得し、32歳の時に独立しました。

この仕事のやりがいは何ですか?

 障害年金の受給決定は毎週木曜日に発送されることが決まっていて、受給決定された方からは週明けにご連絡いただくことが多いんですが、この仕事を始めてから受給決定の連絡がくる月曜日が楽しみで仕方がないんです。

 受給が決定された方にはアンケートを任意で依頼しているのですが、その戻ってきたアンケートを読み返すたびに顔がにやけてしまうんです。

 天職ともいえるこの仕事ができていることが生きがいですし、この仕事に出会えた自分は幸せ者だなと思います。

通る人だけをサポートするのは気持ち悪い

 当事務所の認定率は厳密には計算していないですが90%後半くらいです。ただ、障害年金に限って言えば申請を100%通すことは簡単なんです。100%申請が通る人だけの依頼を受ければ100%になりますから。でも企業理念に「すべての人を笑顔にする」を掲げている以上、通る方だけをサポートするのは違うと思うんですね。

 他の社労士事務所で断られた方や、年金事務所でも通らないと思うよと言われた方からお問い合わせいただいていることもあるので、難しい案件もありますが、そういった断られた方の申請こそ私だけじゃなくてスタッフ一同、すごく燃えるんです。
 

女性が活躍できる職場環境をどうやって作っていますか?

 私も入れて8人のスタッフのうち6人が女性ですが、意図的に女性を起用しているわけではなくたまたまこうなったという感じです。

 ホント、能力の高いスタッフに囲まれて助かっています。

 全てのスタッフが最初からバリバリ働いていたわけではなく、最初は
・「私はパートだから」
・「自分にはできない」
・「自分はこのぐらいでいい」
と、小さな枠にはいっている人もいます。私はこの枠を取るのが好きなんです。

 その枠を取るために、しっかりお仕事をお任せして、できたらしっかり承認する。それを続けることで、小さな枠に入っていたスタッフが、「私、何でもできる」というモチベーションになって自信をもって業務効率のシステム作成やYouTube動画の編集を担当してくれるようになった方もいます。

発信活動に力を入れている理由は何ですか?

 開業当初は障害年金専門の社労士が珍しかったこともあって、お問い合わせもあったんですが、始めて2年後くらいに他の社労士事務所でも障害年金を扱うところも増えて、お問い合わせが減ってきてしまったんです。

 そこで、今までのノウハウ・経験をすべてオープンにすることにしたんです。

 士業って自分のノウハウを囲い込みがちだし、出し惜しみしていると思うんですが、そこをあえて包み隠さず出していくことで、少しずつお問い合わせも戻ってきたんです。
ホームページのPV自体はそんなに多くないんですが、毎月多い時で200件のお問い合わせがあり、年間通しても2000件のお問い合わせをいただいています。

今後のビジョンを教えてください。

 障害年金で困る人を無くしたいと思っています。そのためには適切な知識の発信が大切だと思っています。「知らなかったです」という方も多く、本当に必要な方に届いていないんですね。

 知らないから損をするではなく、ありとあらゆる手段を使って届けたい。そして障害年金で困っている人を笑顔にしたいと思っています。

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グルホネット編集部
グルホネットのコラム、取材記事といったコンテンツ作成を担当しています。就労継続支援A型に勤務されている利用者さんといっしょに作成しています。