チョット知りたい訪問薬剤管理指導のコト 誰でも薬剤師さんが訪問してくれるの?

今回も、訪問薬局として大阪市内の福祉事業所にグループホームにもお薬をお届けされているカンエ薬局の松本さんに解説していただきます!

訪問薬局薬剤管理指導(訪問サービス)って?
誰でも利用できるわけではなく、利用にあたっては4つの条件があります。

『通院、来局が困難な人』っていうのがポイントなんだね!確かに障がい者グループホームに入居されている方は、通院も介助が必要だったりする場合も多いから、施設の人にお薬を取りに行ってもらっているのであれば、薬局に届けてもらうのがいいかも!

訪問サービスが受けられる場合、どの薬局でも大丈夫なの?費用は?
カンエ薬局は訪問に力を入れている薬局なので、もちろん訪問サービスは受けられます。しかし、みなさんが普段、利用しているクリニックの近くにある薬局は、窓口業務がメインなので訪問出来る薬剤師を配置していない場合もあります。普段利用している薬局にお願いしたいと思う方もいるかもしれませんが、訪問サービスを実施しているかどうかは薬局によるため、お願いしたい薬局に直接聞いてみましょう。
薬剤師による訪問に係る費用に関しては、自己負担3割の健康保険のお持ちの場合、訪問1回につき1,950円かかります。ただし、費用についてはお持ちの保険やお住まいの状況で大幅に変わるので、気になる方はまず薬局にお問い合わせするのが確実です。この負担額は、同じ施設内で訪問サービスを受けている方がいるとお安くなってきますので(2人以上で1人960円など)、同じ施設であれば同じ訪問薬局に依頼する方が手間も減らせてお得になります。
利用したい場合はどこに言ったらいいの?

障がい者グループホームや福祉施設に入所している方は、世話人や施設の方に相談してみましょう。訪問先がご自宅の場合は、普段利用しているかかりつけ薬局に聞いてみて、もしその薬局が訪問サービスをやっていない場合は、かかりつけ医に紹介してもらう、またはネット検索などで探してみましょう。
薬局が決まったら、薬剤師が施設かご自宅を訪問し、患者さまの状況を確認します。処方されるお薬の情報は処方箋でしか共有されません。診察が終わり薬が処方された後は、速やかに訪問薬局に処方箋の内容を送りましょう。
処方箋の有効期限等は、あらかじめ医師に延長を依頼していない場合は、土日も含めて4日以内です。薬局が訪問した時に、処方箋の原本は必ず必要ですので、無くさないようにしましょう。
参考ページ
『薬剤師訪問サービスの流れ』日本調剤
お住まいのグループホームにお薬をお届けしてほしい方はこちらへお問合せください!
大阪市内の障がい者グループホームにお住まいの方であれば、カンエ薬局が訪問薬局としてお薬をお届けできる場合があります。▼ご希望の方はこちらのサイトをグループホーム管理者様にお伝えください!

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記事監修:カンエ薬局 管理薬剤師 松本朋子博士(薬学)
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