2024.10.2
障害福祉サービスで同じサービスを2カ所利用ってできるの? ~受給者証のサービス支給量を確認してみよう!~

グルホネットでは、障がい者グループホームを利用してみたい!障害福祉サービスをもっと活用したい方に向けて、他のサイトではなかなか紹介されていない豆知識をご紹介しています!今回のテーマはズバリ、『同じサービスを2つ利用できるの!?』という疑問にお答えしたいと思います。

就労継続支援B型に通っている利用者さんが、2つの事業所を利用しているって聞いたんだけど、障がい者グループホームも、気分によって2カ所利用できたらいいと思うんだけどなぁ。

ホテルじゃないんだから、そんな人いないんじゃない?

でも、ワーケーションみたいに、週末だけ違うところを利用したいとか要望はあるんじゃないかな?

障がい者グループホーム(共同生活援助)の利用は1カ所だけにしている人が殆どだよ。でも、2カ所利用していいとかダメとかそんなことどこにも書いていないし、よく分からないよね。
そんなときは、サービス申請した後の受給者証を見てみよう!
そんなときは、サービス申請した後の受給者証を見てみよう!
受給者証ってなに?

障害福祉サービスを利用するときに必ず必要な「受給者証」(正式名:障がい福祉サービス受給者証)には、住所、氏名、生年月日、サービスの種類、その支給量と期間、負担上限月額等が記載されます。 障害者手帳を持っていない場合でも、受給者証を発行することができます。

この右側にある『支給量等』という欄を見てみよう。ここにある支給量以上の利用はできないんだよ。
例えば、障がい者グループホームの支給量は『当該利用日数』と書かれていることが多いんだけど、これは、申請しているサービスに対して月に何日利用できるかが書かれているんだ。
障がい者グループホームはその人の住まいだし、毎日利用できるような支給量になるよ。2カ所利用すると言うことは、それぞれのグループホームで家賃や光熱費を払わないといけないから負担は増えてしまうね。引っ越すから月の前半と後半で利用しているグループホームが違うことはあっても、継続的に2カ所利用している人はほぼいないんじゃないかな。
例えば、障がい者グループホームの支給量は『当該利用日数』と書かれていることが多いんだけど、これは、申請しているサービスに対して月に何日利用できるかが書かれているんだ。
障がい者グループホームはその人の住まいだし、毎日利用できるような支給量になるよ。2カ所利用すると言うことは、それぞれのグループホームで家賃や光熱費を払わないといけないから負担は増えてしまうね。引っ越すから月の前半と後半で利用しているグループホームが違うことはあっても、継続的に2カ所利用している人はほぼいないんじゃないかな。

じゃぁ、私の知り合いの就労継続支援B型を利用している人は何で使えるの?

それは、利用曜日を明確に分けたりして、同じ日に同じサービスが使われないように調整しているからできるんだよ。
でも、それができるのは就Bまたは、生活介護といった日中活動サービスで、就労継続支援A型は雇用契約がある職員として働いているし、2カ所利用することはできないよ。
世間では副業が一般化して複数の企業に勤めることはめずらしくなくなってきたけど、障害福祉サービスの就Aに関しては、そういった複数の事業所に勤めることや、就Aとアルバイトを併用するといった働き方は現状はできないんだよ。
でも、それができるのは就Bまたは、生活介護といった日中活動サービスで、就労継続支援A型は雇用契約がある職員として働いているし、2カ所利用することはできないよ。
世間では副業が一般化して複数の企業に勤めることはめずらしくなくなってきたけど、障害福祉サービスの就Aに関しては、そういった複数の事業所に勤めることや、就Aとアルバイトを併用するといった働き方は現状はできないんだよ。
支給量についての注意点
⓵一つのサービスを同じ日にダブって利用することはできない。
⓶同日に就労→生活介護といった利用もできない。
⓷月の中で支給量を超えない範囲で複数の同一サービス事業所を利用することはできる。
(就労B・生活介護・放課後等デイサービスなど)
⓸就労A型は、1カ所しか利用できない。
ショートステイを活用してみよう!

障がい者グループホームの利用について2カ所同時に契約できないことは分かったんだけど、一時的に違うホームを利用する方法って本当にないのかな?

実はあるんだ。障がい者グループホームは共同生活援助という名称が正式名称なんだけど、これと似たサービスでショートステイ(短期入所)というサービスがあるんだ。
これは受給者証でも別のサービスとして区分けされているから、短所入所のサービス申請もしていたら一時的に違うグループホームを利用することができる場合があるよ。
ショートステイを利用すると、ショートステイの利用料は別にかかってしまうけど、別のグループホームを利用することはできるんだ。もちろん元々利用しているグループホームの家賃や光熱費が割り引かれることはないけどね。
これは受給者証でも別のサービスとして区分けされているから、短所入所のサービス申請もしていたら一時的に違うグループホームを利用することができる場合があるよ。
ショートステイを利用すると、ショートステイの利用料は別にかかってしまうけど、別のグループホームを利用することはできるんだ。もちろん元々利用しているグループホームの家賃や光熱費が割り引かれることはないけどね。
ショートステイの利用方法と注意点
・受給者証でショートステイ(短期入所)のサービス利用申請がされている
・ショートステイ先に事前に確認するなどし、利用日やサービス内容のすりあわせが済んでいる
・元々利用しているグループホームの費用が割り引かれることはない
・ホテルのように、「明日利用したい!」という利用の仕方は難しい
・相談や打ち合わせが済んでいれば他府県のショートステイも利用できる

現在利用しているグループホームを引っ越ししたい場合にお試しで利用する場合は、そのグループホームの体験利用も活用できるよ!引っ越しを前提としたお試し利用ではなく、定期的に利用したい場合はショートステイを活用してみよう!体験利用であっても受給者証が必要になるから注意してね!
受給者証の取得方法や取得に必要な期間に関する詳しい説明はこちらのコラムでもご紹介しています!
グループホームへ入居に必要なもの教えて!
ご質問はお問い合わせから、ドシドシお待ちしております!!

グルホネット編集部
グルホネットのコラム、取材記事といったコンテンツ作成を担当しています。就労継続支援A型に勤務されている利用者さんといっしょに作成しています。